テーマなんて何でも良い、ですか。
それは確かに、彼の言う通りなのですが。
その口調は、どうにも…。
「どうでも良い」という意味での、「何でも良い」に聞こえます。
何でも良いのは確かですが、どうでも良い訳ではありません。
更に。
「めんどくせー。俺知らね。女子に任せるわ」
と、もう一人の男子生徒は言いました。
これは頂けない台詞です。
何故、女子生徒に一任するのでしょうか。
「ちょっと。何でこっちに丸投げなのよ?」
と、女子生徒の一人が、抗議するように言いました。
最もな反論です。
テーマの意見を出すときには黙っていても、責任を丸投げされるとあっては、黙ってはいられないようですね。
しかしこの男子生徒は、どういう意図で、女子生徒に全てを丸投げしようとしているのでしょう。
女子生徒の方が、このような課題に適しているというデータでも持っているのでしょうか。
と、考えていると。
「だってこのグループ、女子の方が人数多いし。そっちに任せるわ」
と、男子生徒は言いました。
それは理由にはなっていません。
「はぁ?何で任せられなきゃいけない訳?」
と、女子生徒は抗議しました。
最もな反論です。
「冗談じゃないし。こんなのやってられないわ」
「そうよ。こっちだって面倒なんだから」
と、湯野さんを含む女子生徒が、男子生徒に言い返しました。
…何だか、嫌な空気ですね。
私も少しずつ、空気を読むということが出来るようになってきました。
空気は無色透明ですが、今この場の空気に、色を付けられるとしたら。
恐らく、殺伐とした色になっていることでしょう。
何色でしょうね…黒とか?
「そんなこと知るかよ。俺達だって面倒なんだから」
「だからって押し付けないでよ」
「知らねーよそんなの。じゃあ、お前らだって無視しとけば良いだろ」
「はぁ?何でそんな無責任なの?」
と、女子生徒と男子生徒が、交互に怒りの言葉をぶつけ合いました。
白熱したバトルですね。
つい、手に汗握って応援したくなります。
が、そんな言い争いをしているうちに。
キンコンカンコーン、と、授業の終わりを告げるチャイムの音が鳴り響きました。
…終わってしまいましたね。
それは確かに、彼の言う通りなのですが。
その口調は、どうにも…。
「どうでも良い」という意味での、「何でも良い」に聞こえます。
何でも良いのは確かですが、どうでも良い訳ではありません。
更に。
「めんどくせー。俺知らね。女子に任せるわ」
と、もう一人の男子生徒は言いました。
これは頂けない台詞です。
何故、女子生徒に一任するのでしょうか。
「ちょっと。何でこっちに丸投げなのよ?」
と、女子生徒の一人が、抗議するように言いました。
最もな反論です。
テーマの意見を出すときには黙っていても、責任を丸投げされるとあっては、黙ってはいられないようですね。
しかしこの男子生徒は、どういう意図で、女子生徒に全てを丸投げしようとしているのでしょう。
女子生徒の方が、このような課題に適しているというデータでも持っているのでしょうか。
と、考えていると。
「だってこのグループ、女子の方が人数多いし。そっちに任せるわ」
と、男子生徒は言いました。
それは理由にはなっていません。
「はぁ?何で任せられなきゃいけない訳?」
と、女子生徒は抗議しました。
最もな反論です。
「冗談じゃないし。こんなのやってられないわ」
「そうよ。こっちだって面倒なんだから」
と、湯野さんを含む女子生徒が、男子生徒に言い返しました。
…何だか、嫌な空気ですね。
私も少しずつ、空気を読むということが出来るようになってきました。
空気は無色透明ですが、今この場の空気に、色を付けられるとしたら。
恐らく、殺伐とした色になっていることでしょう。
何色でしょうね…黒とか?
「そんなこと知るかよ。俺達だって面倒なんだから」
「だからって押し付けないでよ」
「知らねーよそんなの。じゃあ、お前らだって無視しとけば良いだろ」
「はぁ?何でそんな無責任なの?」
と、女子生徒と男子生徒が、交互に怒りの言葉をぶつけ合いました。
白熱したバトルですね。
つい、手に汗握って応援したくなります。
が、そんな言い争いをしているうちに。
キンコンカンコーン、と、授業の終わりを告げるチャイムの音が鳴り響きました。
…終わってしまいましたね。


