しばらくして、私達は、バスに乗り込みました。
「奏さん、私の隣に座りましょう」
と、私は言いました。
どうやら席順は決まっていないようで、皆さん好きなところに座っているようですので。
我々も、好きなところに座りましょう。
しかし。
「あ、でも俺は…車椅子のまま、通路に乗ってるから…」
と、奏さんは困ったように言いました。
成程、そうですか。
更に。
「ん…?あぁ、ちょっと…スロープ持ってくるから」
と、バスの運転手は、こちらを見て言いました。
奏さんが車椅子に乗っているのを見て、スロープが必要だと思ったのでしょう。
その心遣いには感謝しますが、しかし運転手は、いかにも面倒臭そうな表情をしています。
その運転手の態度を見て。
「…」
と、奏さんはいたたまれない様子で、目を逸らしました。
成程、そうですか。
そういう方が多いから、奏さんは肩身の狭い思いをすることになるのですね。
理解しました。
私は事前に言いました。
皆さんに、ご迷惑はかけないと。
従って、誰にも迷惑をかけない方法を取るまでです。
「では行きましょう、奏さん」
「え、行くって…?スロープを持ってきてもらわないと、俺バスに乗れな、」
「よいしょ」
「!?」
と、奏さんは驚愕の表情を見せました。
何のことはありません。
私が、奏さんを車椅子ごと抱え上げたのです。
これには、スロープ板を出そうとしていたバスの運転手も、口をあんぐりと開けていました。
大丈夫でしょうか。
「ちょ、ちょちょちょ、瑠璃華さん!?」
「成程。バスは大型で、席もたくさんありますが、通路は狭いですね」
と、私は呟きました。
これでは、奏さんが乗るのは難儀するでしょう。
しかし、私がいるからには、何の心配も要りませんね。
「出入りがしやすいよう、前の席に座りましょう」
「ちょ、いや、はず、恥ずいから!降ろして!降ろしてって!」
と、奏さんは喚いていました。
恥ずいとは何ですか。
「はい、降ろします」
と、私は言いました。
そして、車椅子を通路に降ろし、ついでに奏さんを抱え上げて、座席に移動させました。
「ちょ、えぇぇぇ」
「これで、目的地まで一緒に行けますね。宜しくお願いします」
と、私は言いました。
「奏さん、私の隣に座りましょう」
と、私は言いました。
どうやら席順は決まっていないようで、皆さん好きなところに座っているようですので。
我々も、好きなところに座りましょう。
しかし。
「あ、でも俺は…車椅子のまま、通路に乗ってるから…」
と、奏さんは困ったように言いました。
成程、そうですか。
更に。
「ん…?あぁ、ちょっと…スロープ持ってくるから」
と、バスの運転手は、こちらを見て言いました。
奏さんが車椅子に乗っているのを見て、スロープが必要だと思ったのでしょう。
その心遣いには感謝しますが、しかし運転手は、いかにも面倒臭そうな表情をしています。
その運転手の態度を見て。
「…」
と、奏さんはいたたまれない様子で、目を逸らしました。
成程、そうですか。
そういう方が多いから、奏さんは肩身の狭い思いをすることになるのですね。
理解しました。
私は事前に言いました。
皆さんに、ご迷惑はかけないと。
従って、誰にも迷惑をかけない方法を取るまでです。
「では行きましょう、奏さん」
「え、行くって…?スロープを持ってきてもらわないと、俺バスに乗れな、」
「よいしょ」
「!?」
と、奏さんは驚愕の表情を見せました。
何のことはありません。
私が、奏さんを車椅子ごと抱え上げたのです。
これには、スロープ板を出そうとしていたバスの運転手も、口をあんぐりと開けていました。
大丈夫でしょうか。
「ちょ、ちょちょちょ、瑠璃華さん!?」
「成程。バスは大型で、席もたくさんありますが、通路は狭いですね」
と、私は呟きました。
これでは、奏さんが乗るのは難儀するでしょう。
しかし、私がいるからには、何の心配も要りませんね。
「出入りがしやすいよう、前の席に座りましょう」
「ちょ、いや、はず、恥ずいから!降ろして!降ろしてって!」
と、奏さんは喚いていました。
恥ずいとは何ですか。
「はい、降ろします」
と、私は言いました。
そして、車椅子を通路に降ろし、ついでに奏さんを抱え上げて、座席に移動させました。
「ちょ、えぇぇぇ」
「これで、目的地まで一緒に行けますね。宜しくお願いします」
と、私は言いました。


