その後。
急遽、その場にいなかった朝比奈副局長まで呼んできて。
何だか、物々しい雰囲気で話し合いが始まりました。
『一体どうしたの瑠璃華ちゃん。やっぱり様子が変だよ』
と、久露花局長は言いました。
何事もなかった、で押し通そうとしたのですが。
余計なことを口走ったが為に、このようなことに。
口は災いの元とは、よく言ったものです。
『何があったの?』
「何もありません」
『奏君と何かあった?』
「何もありません」
『じゃあやっぱり…琥珀ちゃんのこと?』
「ちっ」
『琥珀ちゃんのことなんだね!?』
と、久露花局長は言いました。
何故分かったのでしょう。エスパーですか。
『琥珀ちゃんと…仲良くしてると思ったんだけどな。そんなことはなかったのか…』
と、局長は言いました。
そうですね。仲良くはないですね。
そして今のところ、仲良くするつもりもありません。
それはお互い様だとは思いますが。
『よし、分かった。まずは事情を聞こう。私は瑠璃華ちゃんの保護者として、事情を聞く権利がある』
と、久露花局長は言いました。
…そうですね。
『琥珀ちゃんの転入初日から今日まで、瑠璃華ちゃんとの間に何があったのか、聞かせてもらえる?』
と、局長は聞きました。
「私と琥珀さんの間では、特に何もありません」
と、私は答えました。
『いや、そんなことはないでしょ。内緒にしたいのは分かるけど、ちゃんと話して?瑠璃華ちゃんがこんな、不機嫌になるなんて初めて、』
「私との間には何もありませんが、しかし奏さんとの間で、色々とありました」
『…あ、成程』
と、局長は言いました。
こうなってしまったからには、最早隠していても仕方がありませんので。
洗いざらい、話すとしましょう。
転入初日から、琥珀さんと奏さんの間に、何があったか。
それを見ていた私が、どのような胸の内であったかも。
急遽、その場にいなかった朝比奈副局長まで呼んできて。
何だか、物々しい雰囲気で話し合いが始まりました。
『一体どうしたの瑠璃華ちゃん。やっぱり様子が変だよ』
と、久露花局長は言いました。
何事もなかった、で押し通そうとしたのですが。
余計なことを口走ったが為に、このようなことに。
口は災いの元とは、よく言ったものです。
『何があったの?』
「何もありません」
『奏君と何かあった?』
「何もありません」
『じゃあやっぱり…琥珀ちゃんのこと?』
「ちっ」
『琥珀ちゃんのことなんだね!?』
と、久露花局長は言いました。
何故分かったのでしょう。エスパーですか。
『琥珀ちゃんと…仲良くしてると思ったんだけどな。そんなことはなかったのか…』
と、局長は言いました。
そうですね。仲良くはないですね。
そして今のところ、仲良くするつもりもありません。
それはお互い様だとは思いますが。
『よし、分かった。まずは事情を聞こう。私は瑠璃華ちゃんの保護者として、事情を聞く権利がある』
と、久露花局長は言いました。
…そうですね。
『琥珀ちゃんの転入初日から今日まで、瑠璃華ちゃんとの間に何があったのか、聞かせてもらえる?』
と、局長は聞きました。
「私と琥珀さんの間では、特に何もありません」
と、私は答えました。
『いや、そんなことはないでしょ。内緒にしたいのは分かるけど、ちゃんと話して?瑠璃華ちゃんがこんな、不機嫌になるなんて初めて、』
「私との間には何もありませんが、しかし奏さんとの間で、色々とありました」
『…あ、成程』
と、局長は言いました。
こうなってしまったからには、最早隠していても仕方がありませんので。
洗いざらい、話すとしましょう。
転入初日から、琥珀さんと奏さんの間に、何があったか。
それを見ていた私が、どのような胸の内であったかも。


