「いやー。久し振りだねぇ。ここに瑠璃華ちゃんが帰ってくるの」
と、久露花局長は言いました。
帰ってくるなり、私は早速、研究室にあるカプセルに入りました。
これが、アンドロイドックですね。
「久し振りに、自分の生まれ故郷に帰ってきた気分はどう?」
と、局長はモニターを操作しながら聞きました。
気分はどう、ですか…。
私は今、どのような気分なのでしょうね。
人間であれば、郷愁の念に駆られるのかもしれません。
しかし、私は人間ではなく、『新世界アンドロイド』ですので。
特に思うところはありません。
強いて言うなら。
「もぐもぐ。美味しい。瑠璃華ちゃんも食べる?」
と、局長は、作業台の横に置いているチョコレートの箱から、一粒チョコレートを取り。
アンドロイドックに入っている私に、チョコレートを差し出しました。
勿論、自分ももぐもぐ口を動かしています。
「…局長が相変わらず、私が不在の間も何一つ変化ないところを見て、むしろ安心感を覚えました」
「…うん。何か、遠回しに蔑まれてる気がする」
と、局長は呟きました。
何でしょう。この安心感。これを郷愁の念と言うのでしょうか。
「それより、この半年間で、私の身体に不調はありませんか?」
「うーん…。ざっとスキャンしてみたところ、特に異常は見られないね」
と、局長はモニターを見つめながら言いました。
そうですか。
まぁ、私が稼働を始めてから、これまで年に一度、毎年欠かさずこの定期メンテナンスを受けていますが。
このメンテナンスで、何らかの異常を検知したことは、数えるほどしかありません。
大抵の場合、異常が発生すると、自動的に自己修復機能が働いて、勝手に直してしまうからです。
自己修復機能では直せない、大きな不具合が発生した場合のみ、この定期メンテナンスで修復します。
「今回も、ちゃんと元気だよ」
と、局長は言いました。
しかし、私には気になる点があります。
「私の胸部に、異物は見られませんか?」
と、私は尋ねました。
自分で体内をスキャンしたときは、見つけられませんでしたので。
この定期メンテナンスのときに、聞こうと思っていたのです。
と、久露花局長は言いました。
帰ってくるなり、私は早速、研究室にあるカプセルに入りました。
これが、アンドロイドックですね。
「久し振りに、自分の生まれ故郷に帰ってきた気分はどう?」
と、局長はモニターを操作しながら聞きました。
気分はどう、ですか…。
私は今、どのような気分なのでしょうね。
人間であれば、郷愁の念に駆られるのかもしれません。
しかし、私は人間ではなく、『新世界アンドロイド』ですので。
特に思うところはありません。
強いて言うなら。
「もぐもぐ。美味しい。瑠璃華ちゃんも食べる?」
と、局長は、作業台の横に置いているチョコレートの箱から、一粒チョコレートを取り。
アンドロイドックに入っている私に、チョコレートを差し出しました。
勿論、自分ももぐもぐ口を動かしています。
「…局長が相変わらず、私が不在の間も何一つ変化ないところを見て、むしろ安心感を覚えました」
「…うん。何か、遠回しに蔑まれてる気がする」
と、局長は呟きました。
何でしょう。この安心感。これを郷愁の念と言うのでしょうか。
「それより、この半年間で、私の身体に不調はありませんか?」
「うーん…。ざっとスキャンしてみたところ、特に異常は見られないね」
と、局長はモニターを見つめながら言いました。
そうですか。
まぁ、私が稼働を始めてから、これまで年に一度、毎年欠かさずこの定期メンテナンスを受けていますが。
このメンテナンスで、何らかの異常を検知したことは、数えるほどしかありません。
大抵の場合、異常が発生すると、自動的に自己修復機能が働いて、勝手に直してしまうからです。
自己修復機能では直せない、大きな不具合が発生した場合のみ、この定期メンテナンスで修復します。
「今回も、ちゃんと元気だよ」
と、局長は言いました。
しかし、私には気になる点があります。
「私の胸部に、異物は見られませんか?」
と、私は尋ねました。
自分で体内をスキャンしたときは、見つけられませんでしたので。
この定期メンテナンスのときに、聞こうと思っていたのです。


