紺奈局長と別れてから。
私と奏さんは、改めて喫茶店に向かうことにしました。
「…何だか、瑠璃華さんのところも、結構複雑な家庭環境なんだね…」
と、奏さんは言いました。
先程の、一連の紺奈局長との会話を聞いて。
出てきた感想が、それですか。
そうだとしたら、酷い誤解です。
「そのようなことはありません。そもそも彼は、所属する局が違いますので」
「でも、家族みたいなものなんでしょう?」
「人間で例えるなら、そうかもしれません」
と、私は答えました。
「だとしたら、やっぱり大変だな…。あんまり人のことは言えないけど…」
と、奏さんは言いました。
そうですね。
厳密には家族はいない私よりも、本当の家族が存在する、奏さんの方が大変だと推測します。
「碧衣さんのああいった…問題行動は、今に始まったことではないので」
と、私は言いました。
本人が聞いたら、目を丸くするでしょうね。
本人は、それが問題行動だとは思っていませんから。
「ある意味で碧衣さんは、非常に一途なのです。これも、恋のもつれという奴ですね」
「そっか…恋のもつれ…。その点では、瑠璃華さんも結構もつれてるよね…」
と、奏さんはポツリと言いました。
はい?
「私の、何処がどうもつれているのですか?」
「え?そういうところ」
と、奏さんは笑顔で言いました。
…。
…どういうところですか?
「あ、ほら喫茶店に着いたよ。『カフェ・ブルーローズ』だって。校名にあやかってるのかな」
と、奏さんは喫茶店の看板を指差して言いました。
何だか、強引に話を変えられてしまったような気がします。
「ここはメイド喫茶じゃないよね。…席、空いてると良いね」
「…そうですね」
と、私は言いました。
何だか釈然としませんが、話を蒸し返して良いものかも分かりませんでした。
人間風に言うと、空気を読んだ、ということですね。
私も、少しは人間の感情を学べたでしょうか。
奏さんの意味深な台詞は、聞こえなかったことにして。
今は、目の前の文化祭を楽しむとしましょう。
私と奏さんは、改めて喫茶店に向かうことにしました。
「…何だか、瑠璃華さんのところも、結構複雑な家庭環境なんだね…」
と、奏さんは言いました。
先程の、一連の紺奈局長との会話を聞いて。
出てきた感想が、それですか。
そうだとしたら、酷い誤解です。
「そのようなことはありません。そもそも彼は、所属する局が違いますので」
「でも、家族みたいなものなんでしょう?」
「人間で例えるなら、そうかもしれません」
と、私は答えました。
「だとしたら、やっぱり大変だな…。あんまり人のことは言えないけど…」
と、奏さんは言いました。
そうですね。
厳密には家族はいない私よりも、本当の家族が存在する、奏さんの方が大変だと推測します。
「碧衣さんのああいった…問題行動は、今に始まったことではないので」
と、私は言いました。
本人が聞いたら、目を丸くするでしょうね。
本人は、それが問題行動だとは思っていませんから。
「ある意味で碧衣さんは、非常に一途なのです。これも、恋のもつれという奴ですね」
「そっか…恋のもつれ…。その点では、瑠璃華さんも結構もつれてるよね…」
と、奏さんはポツリと言いました。
はい?
「私の、何処がどうもつれているのですか?」
「え?そういうところ」
と、奏さんは笑顔で言いました。
…。
…どういうところですか?
「あ、ほら喫茶店に着いたよ。『カフェ・ブルーローズ』だって。校名にあやかってるのかな」
と、奏さんは喫茶店の看板を指差して言いました。
何だか、強引に話を変えられてしまったような気がします。
「ここはメイド喫茶じゃないよね。…席、空いてると良いね」
「…そうですね」
と、私は言いました。
何だか釈然としませんが、話を蒸し返して良いものかも分かりませんでした。
人間風に言うと、空気を読んだ、ということですね。
私も、少しは人間の感情を学べたでしょうか。
奏さんの意味深な台詞は、聞こえなかったことにして。
今は、目の前の文化祭を楽しむとしましょう。

