そこにわたしは立っている。

明日はあるの。

明日はくるの。

でもわたしは自分からそこには行かない。

いつも向こうから来てくれるのを待っている。

優しい笑顔のあの人がわたしのために用意してくれた。

今はもうあの人はわたしのことを忘れて眠っているよ。

あした朝目が覚めたらあの人はきっと眩しいお日さまを浴びて。

「おはよう」

もう、月は見ない。

さよなら、ありがとう。

わたしの大好きな人。