10時半 まだちょっと早い気がして コンビニに戻り雑誌を手にとる。 白くて柔らかくて ほんわかした衣装をまとう彼女たち もみの木のオーナメントみたいに ワクワクを盛り上げてくれる 落ち着いて文も読めないから 私はコンビニを出た。 自販機と束の間の再会。 深夜だというのに 元気に騒ぐ彼らがあった。 私は今日の日付に納得して 足取りを戻す 辺りは眩しくて、綺麗だけど 上を向いても 薄暗くてつまんない。 世間はもうすぐクリスマス 聖なる夜がやってくる。