「早く早く！」


まあ……、軽くだったら大丈夫か。


そう思って、


陽菜の背中に手を回し、そっと抱きしめる。


「可愛い……」


ってか、細すぎない？


ちょっと力を込めただけで、簡単に骨とか折れちゃいそう。


「湊くん……」


「ん？」


「もっと強くぎゅーして欲しい」


「え……あ、それはちょっと……」


これ以上抱きしめたら、やばいでしょ。


確実に陽菜のあそこがあたってしまう。


今も軽くはあたってるけど……。


「ダメ？」


そんな上目遣いで見ないでほしい。


「はぁ……、いいよ」


もう陽菜に従うしかなさそうだな。