「あっ!職員室に日誌出しに行かなきゃっ」
「んじゃあたしも着いてくよ〜」
そうして小手先生へ日誌を提出しに向かった。
「____うんうんっ。
鮎川さんの字、とても綺麗で読みやすいわ〜、毎日日誌書いてもらいたいくらい!」
「そっ、そんなことないです…!」
「小手ちん、柚々にそんな無茶言わないでよ」
「あら、じゃあ佐倉さんにお願いしてもいいのかしら?」
「ーっと、あたしこれからバイトだー、ってことでじゃあね小手ちんー!」
私は腕をハルちゃんに掴まれ、連れられるように職員室を去った。
「そういえばれんれん今日なんで食堂いたんだろうね〜」
「そうだね、初めて見たね」
勝手に怒られてるように感じちゃってそれどころじゃなかったけど、そういえば食堂にいるなんて珍しいな。
「あの燃えるくらい熱い視線に気づかないの、ほんとすごいねぇ……」
「……??」
「音楽準備室だって!行こ行こー!」
「わわっ」
