タイトル未定


「………はっ、」




自業自得だと、自嘲気味に笑う。




わかってる。


酷いこと言って、柚々を傷つけてんのは。


俺のことが嫌いでもおかしくない。




きっと、


このまま柚々を好きなことに変わりはなく、伝えることもない。


伝えたところで柚々が困るのは目に見えている。



柚々が誰かと付き合うなんてことになっても……



もう俺がとやかく言えることはない。




柚々が幸せなら、それでいい。





大雅が横でばくばくオムライスを食べている音を聞きながら



いつの間にか食欲は失せて、机に伏せたまま昼休みを終えた。