その後、オムライスを受け取りすぐさまハルちゃんと合流した。
「んーーっ!ラーメンもおいしいーーっ」
「佐倉さんはすごいおいしそうに食べるね」
クスクス笑う岩崎くんを気にせず、もぐもぐ食べ進めるハルちゃん。
2人の会話を聞いていると、なんだか微笑ましいなあ。
そういえば、まだ知り合ってたった一日しか経ってないのに岩崎くんとは普通に話している。
今まであまり男の子と話す機会なんてなかったから、ちょっぴり不思議な気分だ。
3人でお話をしながら食べ終わる頃、
「「「きゃあああああ!!!!」」」」
なっ、なにっ!!?
女の子たちのものすごい叫び声が聞こえ、身構える。
「なにかと思ったら、れんれんかー」
さー片付けよっ、とトレイを持ち上げそう言ったハルちゃん。
名前を聞いてドキッとする。
気になってしまい、チラッと声の聞こえた方へ視線を向けると、出入り口に一番近いテーブルに蓮と真木くんが腰をかけていた。
周りには女の子たちが囲むようにいて、合間でしか見えないけど、
ほんの少しだけど、機嫌悪そう……?
