「「キャ〜〜っ‼︎」
「柊くん、今日もかっこいい〜っ」
彼の登場で、クラスの女の子たちの黄色い歓声があがる。
「鮎川さん、佐倉さん、おはよう」
4限終わり、私の机でハルちゃんとお話ししていると、遅めの登校でやってきた岩崎くん。
「おはよう、岩崎くん」
「しゅうしゅうおはよ〜…ってもうお昼だよ!」
ビシッと元気よくツッコミを入れたハルちゃん。
ほんとに距離を縮めるのが上手だなあ……。
「ごめんね、今日日直って言ってたのに遅刻してきちゃって」
「全然大丈夫だよっ。
あとは日誌書くことくらいだから」
「本日もお仕事お疲れさまでしたッ‼︎」
岩崎くんは勢いよく一礼をするハルちゃんに、あはは…と苦笑いを返した。
「佐倉さん今日も元気だね」
「それだけが取り柄なのさ〜〜」
「あら?岩崎くん、いいところに来たわね〜」
「先生、おはようございます」
