今朝も、昨日の出来事を見ていた数人の女子から問い詰められた。
幸い見ていた人も少なかったみたいで、‘’ただの幼なじみ‘‘ということを説明した。
また、蓮に迷惑をかけないように。
「はーい、じゃあ10ページ目の問1から問５まで課題なぁ。
次の授業で当てるからなぁ。」
「「えええーーー……」」
なんとも理解し難い授業だったのに
いちばん難しいところの課題を出されて教室内は大ブーイングを巻き起こし、授業が終わる。
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「鮎川さん」
お昼の時間のため、教室がガヤガヤしてるなか
トントンッと後ろから背中を叩かれた。
「どうしたの？岩崎くん」
「さっき担任から言われて。
日直、明日から出席番号順でやるんだってさ。
明日の日直は鮎川さんと俺。」
少し申し訳なさそうな笑顔で岩崎くんが言う。
日直かぁ、帰り遅くなっちゃうかな。
