【side 柚々】
──────今日は朝から鏡と格闘がはじまった。
せっかく今日から高校生活が始まるんだから
少しくらいおしゃれしてみようかな…?
伸ばしていた胸下あたりまである黒色の髪。
直毛で巻いてもあまり上手くいかないから滅多に髪はいじらないけど
少し巻いてみようかな。
メイクも不器用な私には未知の世界で……
薄い桃色のリップが精一杯。
……うん、髪もいい感じにできたし。
高校初日だもん、少しでも気分上げていかなきゃ…!
「お母さんおはよう。」
「おはよう、柚々。
あら、可愛い髪してるわね〜」
ふふふっ、と微笑むお母さんにつられて
思わず頬が緩む。
うちはお父さんが早くに亡くなって、お母さんと私の二人暮し。
4つ上のお姉ちゃんは大学生から一人暮らししている。
──────今日は朝から鏡と格闘がはじまった。
せっかく今日から高校生活が始まるんだから
少しくらいおしゃれしてみようかな…?
伸ばしていた胸下あたりまである黒色の髪。
直毛で巻いてもあまり上手くいかないから滅多に髪はいじらないけど
少し巻いてみようかな。
メイクも不器用な私には未知の世界で……
薄い桃色のリップが精一杯。
……うん、髪もいい感じにできたし。
高校初日だもん、少しでも気分上げていかなきゃ…!
「お母さんおはよう。」
「おはよう、柚々。
あら、可愛い髪してるわね〜」
ふふふっ、と微笑むお母さんにつられて
思わず頬が緩む。
うちはお父さんが早くに亡くなって、お母さんと私の二人暮し。
4つ上のお姉ちゃんは大学生から一人暮らししている。
