あ〜あ、本当に知らねえからな。

そういうところにもドキッとしてしまう。


まず存在自体にドキッとしてしまうけどね。

作者)凛生くん、恋雪ちゃんの事好きすぎ。
   話が脱線しそう(してるかもしれないけど)。
   これ一応ショートストーリーだから、もうちょっと抑えて。


……柳津さん、本当にごめんなさい。


「俺たちさ、お付き合い、しませんか……?」


う〜ん、我ながらもうちょっとカッコよく決めたかったなぁ。


こんなたどたどしい言い方で良かったのだろうか。


「うんっ!」


世界一、いや宇宙一可愛く頷く恋雪のせいで俺は我を忘れた。


「ちょっと! ……んっ」


俺は恋雪に熱くて情熱的なキスの雨を降らせた。


もう、無自覚でそんな可愛い声出すとか、馬鹿なの?
……ウェルカムだけどさ。


俺はそんなキスのわずかな合間に、小さな声で恋雪に呟いた。


「言っとくけど、恋雪のせいでこうなったんだから。
 ……あ〜あ、本当に知らねえからな。」


*end*