達哉の手から携帯電話を預かるみわ。
大きく深呼吸をして、画面をスライドさせると、片方の手を達哉がギュッと握ってくれた。
それだけで勇気が湧いてくる。
熱いくらいの達哉の体温がみわの体に伝わる。
『みわっ!?どこにいるんだ?今どこだ!?』
電話の向こうで動揺している隆文の声。
「・・・大学」
『大丈夫か?平気か?』
兄の言葉にどう答えたらいいかわからず達哉を見ると、みわの手を握りながら、まっすぐにみわを見ている。
その視線からも力をもらうみわ。
「お腹、すいた。」
大きく深呼吸をして、画面をスライドさせると、片方の手を達哉がギュッと握ってくれた。
それだけで勇気が湧いてくる。
熱いくらいの達哉の体温がみわの体に伝わる。
『みわっ!?どこにいるんだ?今どこだ!?』
電話の向こうで動揺している隆文の声。
「・・・大学」
『大丈夫か?平気か?』
兄の言葉にどう答えたらいいかわからず達哉を見ると、みわの手を握りながら、まっすぐにみわを見ている。
その視線からも力をもらうみわ。
「お腹、すいた。」



