~♪
携帯電話の着信音に、みわの止まっていた時間が動き出す。
「もしもし」
『今どこにいるんだ?とっくに授業終わってんだろ?』
少し怒っている声にみわはため息をついてから空を見あげて答える。
「ごめんなさい、寄り道してたら遅くなっちゃった。」
『どこにいるんだ?迎えに行くから。』
「大丈夫。バスで帰るから。」
『だめだ。もう大学の近くにいるから。』
有無を言わさない勢いにみわは頷くしかなくなる。
屋上の扉を開けて、電話の相手に指定された校門に向かう。
そこには校門の外でさっそく煙草に火をつける、さっきの男。
本条達哉がいた。
携帯電話の着信音に、みわの止まっていた時間が動き出す。
「もしもし」
『今どこにいるんだ?とっくに授業終わってんだろ?』
少し怒っている声にみわはため息をついてから空を見あげて答える。
「ごめんなさい、寄り道してたら遅くなっちゃった。」
『どこにいるんだ?迎えに行くから。』
「大丈夫。バスで帰るから。」
『だめだ。もう大学の近くにいるから。』
有無を言わさない勢いにみわは頷くしかなくなる。
屋上の扉を開けて、電話の相手に指定された校門に向かう。
そこには校門の外でさっそく煙草に火をつける、さっきの男。
本条達哉がいた。



