桜の木に着くとそこにはずっと憧れていた彼が桜を見上げて待っていた
息が切れて上手く話しかけられない
いや、これはいつもだ
緊張して、声が上手く出せなくて…
深呼吸をして息を整えた
彼は気づいているのか?
それとも、私が私かけるのを待っているのか
話したい。自分の声で、彼と…!
「さ、さしゃきくん…!」
最悪だ
こんな時に噛んでしまった…
「ふ、ふふふ。第一声がさしゃきくんなんて。篠崎さんらしいね」
彼は振り返ってそう私に言った
バカにされているんだ
「篠崎さん。手紙の返事出来なくてごめん。これだけは俺の口で言いたかったから」
振るセリフは口でか
覚悟を決めよう
「俺も好きです」
「え…?」
『ごめんなさい』
そう言われるに決まってると思っていた
けど、彼からの言葉は違った
まさか、そんなことって
「手紙を受け取る前からずっと、俺は篠崎さんのことが好きだった。手紙を受け取って、これは最後のチャンスだと思っていた。嬉しかったよ。この1ヶ月間、篠崎さんの手紙で会話出来て。そして、俺を好きと言ってくれて」
本当にいいの?私で
「私も佐々木くんのことが好き…!ずっと言いたかった。けど、上手く話せないし。だから手紙で最後の思い出として佐々木くんと話したかった」
「篠崎さんは話せているよ。ずっと。手紙を通じて俺たちはずっと会話をしていたんだ」
涙が止まらない
最後の勇気を振り絞って良かった
「篠崎さんのことをもっと知りたい。もっとキミのことを教えて?俺のことも。今まで見てきた俺はどんなだった?手紙に書けなかったこともこれからも沢山2人で話したい」
「私も佐々木くんと話したい。もっと知りたい。手紙だけじゃ足りない」
To my love
私の恋へ
今日、恋の花が咲きました
息が切れて上手く話しかけられない
いや、これはいつもだ
緊張して、声が上手く出せなくて…
深呼吸をして息を整えた
彼は気づいているのか?
それとも、私が私かけるのを待っているのか
話したい。自分の声で、彼と…!
「さ、さしゃきくん…!」
最悪だ
こんな時に噛んでしまった…
「ふ、ふふふ。第一声がさしゃきくんなんて。篠崎さんらしいね」
彼は振り返ってそう私に言った
バカにされているんだ
「篠崎さん。手紙の返事出来なくてごめん。これだけは俺の口で言いたかったから」
振るセリフは口でか
覚悟を決めよう
「俺も好きです」
「え…?」
『ごめんなさい』
そう言われるに決まってると思っていた
けど、彼からの言葉は違った
まさか、そんなことって
「手紙を受け取る前からずっと、俺は篠崎さんのことが好きだった。手紙を受け取って、これは最後のチャンスだと思っていた。嬉しかったよ。この1ヶ月間、篠崎さんの手紙で会話出来て。そして、俺を好きと言ってくれて」
本当にいいの?私で
「私も佐々木くんのことが好き…!ずっと言いたかった。けど、上手く話せないし。だから手紙で最後の思い出として佐々木くんと話したかった」
「篠崎さんは話せているよ。ずっと。手紙を通じて俺たちはずっと会話をしていたんだ」
涙が止まらない
最後の勇気を振り絞って良かった
「篠崎さんのことをもっと知りたい。もっとキミのことを教えて?俺のことも。今まで見てきた俺はどんなだった?手紙に書けなかったこともこれからも沢山2人で話したい」
「私も佐々木くんと話したい。もっと知りたい。手紙だけじゃ足りない」
To my love
私の恋へ
今日、恋の花が咲きました



