第二章 『顔』



ー8:30 ー

登校の時間。外には大勢の人、人、人で混み合う。特に電車は変だ、パンパンになるほどの人で頭が痛くなる。




『インドに行ったら多分死ぬなw』




そんな冗談を呟きながらも毎日何となく過ごしている自分に少しの違和感。


別に周りと何も変わらないじゃないか、でも少しだけ 

ほんの少しだけ





何かが満たされない。