「うーん、近くのカフェでも寄ってく?

それとも俺の家でも良いけど。」


“俺の家”─────


雪くんのお部屋───?


そんなことを考えると気持ちがとてもはずんだ

「ほら、まだ教えてほしいこといっぱいあるし………」

照れながら言う雪くんの姿に私は我を取り戻した感じ。


───そうだよ、

私が雪くんのお部屋に行くのは、

“告白”、のためなんだもん………っ


「じゃ、行こっか………」

まだ赤い顔を隠すようにそっぽを向いた雪くん。


ごめんなさい………っ

やっぱり雪くんの恋を応援したいけど出来ないよ────

私にはそんな勇気も雪くんに気持ちを伝える自信もないや………