入学式を抜け出していた俺は校内を散歩していた

しかし迷子になってしまった

その時、どこからか綺麗な音が聞こえてきた

その音をたどって行くと大きな桜の木の下に、茶色の制服に身を包み銀色に輝く楽器をもっていた人がいた

俺はその先輩に一目惚れした

これが愛楽先輩との出会いだ

先輩と仲良くなりたい、そう思って吹部に入った

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「嘘!もっと早く起こしてよー」

「起こしましたよちゃんと、先輩が寝るのが悪いんです」

「まーたやってるよ、よくやるね~」

この人は花村 恋、トロンボーンを吹いている

愛楽先輩と仲がいい

俺も可愛がってもらっている

俺が愛楽先輩の事を好きなのもなぜか知っている

「ほんとですね」

こいつは石川 風麻

恋先輩と同じトロンボーンを吹いている

恋「ほら、早く行くよ」

愛楽「待って~」