「はっはい!」

藁にもすがる思いの私はそう食い気味に答えた

「そっちじゃないよ、こっち」

「あっ、はい」

「君かお真っ赤だよ?」

「あっ、少し微熱があって」

「大丈夫なの?」

「はい、一年生から努力してきてやっと受けれるんです」