「もちろん最初から障害があった人のお手伝いもしてます。ただ深い絶望を味わった人にしかわからない気持ちは僕にもあります。
入試に失敗して、やっと入れた大学も通う気になれなくて留年か退学かで岐路に立たされた時にこの仕事に出会いました。
全然、僕なんて生きてなかった。
自分のことばっかで、それでいて何一つ満足に出来なくて。自分を生きれなくても、誰かに必要とされることができたら、生きていることも許される気がしたんです」
深い絶望。
そんな気持ちを味わって、噛み砕いて飲み込んだから、北崎さんの目は澄んでいるのかもしれない。
「いいんですよ。誰かに許されることなんてなくて。生まれてきたんですから」
「生きていくことに誰かの手を借りなくてはいけない人がいます。その人がすこしでも楽に生きる手助けができて嬉しいんです。
初めて誰の手も借りずに歩く手伝いができます。今の僕ならその人の体にあった義足を作ることで」
入試に失敗して、やっと入れた大学も通う気になれなくて留年か退学かで岐路に立たされた時にこの仕事に出会いました。
全然、僕なんて生きてなかった。
自分のことばっかで、それでいて何一つ満足に出来なくて。自分を生きれなくても、誰かに必要とされることができたら、生きていることも許される気がしたんです」
深い絶望。
そんな気持ちを味わって、噛み砕いて飲み込んだから、北崎さんの目は澄んでいるのかもしれない。
「いいんですよ。誰かに許されることなんてなくて。生まれてきたんですから」
「生きていくことに誰かの手を借りなくてはいけない人がいます。その人がすこしでも楽に生きる手助けができて嬉しいんです。
初めて誰の手も借りずに歩く手伝いができます。今の僕ならその人の体にあった義足を作ることで」



