千秋君てば…そんなにサラッと甘い台詞…言っちゃうんだもんなぁー…


「10分休憩でーーすっ!!」

「はーいっ!!」

10分休憩かぁ…

あっ!!千秋君に迷惑かけちゃいけないから

台本読んで台詞頭に入れなきゃ!!


近くにある台本を手に取る亜美。

「次は…っと。」

「亜美休憩時間も台本読んで…偉いわね。」

「秋羽さん…千秋君とかスタッフさんとかに
迷惑かけらんないから。当然のことですよ!」

そう言って私は秋羽さんに微笑みかける。

「そうね。頑張りなさいね。」

「はいっ!!」