レディ・ローズクォーツ!──あたし、魔法少女だけど、敵組織のライバルの正体が実は幼なじみだったとか聞いてない!

 「奴らが出たのは、どこかなー」


 一人悲しくつぶやきながら、きょろきょろとあたりを見回す。


 すると、商店街のあたりで、人が逃げ惑うのが見えた。


 「あそこだね……!」


 あたしは、急降下し、そこに向かう。


 あたしは、混乱の中にある人ごみの中に、降り立った。


 そして、人ごみの中の彼らを安心させるために、にこりと満面の笑みを浮かべる。


 「レディ・ローズクォーツ、ここに参上!」


 あたしは、声高らかに宣言した。瞬間、あたしのまわりで、安堵の声と黄色い悲鳴があがる。


 「ローズクォーツが来てくれた……! これで安泰だ……!」

 
 「キャー! ローズクォーツ!」


 「かわいいー!」


 あたしに向けられる声援。これを聞くと、あたしはみんなのために働かなくちゃなって思う。