「若、皆に報告するんでしょ?全員うずうずしてると思いますよ」

そう言い、ドアを開ける。

昼間より随分と人が増えた。
今度は煌雅の両親、秋達がいる。

陸さんは…またいない。

「皆、昼間いたやつらはわかると思うが、俺から報告がある」

皆が私たちの方を見る

「俺がこれから一生かけて守っていく俺の唯一大切な女だ」

ドキッ

「俺も恵愛も認めている」

そう言った瞬間

うぉぉおぉぉぉぉ!!!!

「若に春だ!」

「この家がまた一段と華やかになる!!」

「いやー、これまたべっぴんさんや」

「よっしゃぁ祝いじゃ!!」

「ほら、酒と食いもんありったけ食え!!」

カンパーイ!!!

「姐さんもどうぞ!」

あ、姐さん!?

「えっ!?あ、姐さんなんてそんな…!!
普通に呼んでください!」

「いや、しかし若のコレですので…」

「いいです、大丈夫ですので名前で呼んでください!それと敬語もなしでお願いしますっ!」

若衆が煌雅さんの方を見る