あなたとなら(仮)

カタカタと微かに揺れている。

そっか、秋ちゃんは私のこと…

「秋ちゃん。ありがとう心配してくれて。
でも、私ここにいたいの」

秋の背中に手を回す。

「なんでだよ…。桃花さんも心配してるだろ…。早く帰ってやれ…」

、秋ちゃん途中でこなくなったから知らないんだ…、

「秋ちゃん…お母さんとお父さん死んじゃったんだ…」

そう言うとバッと勢いよく体を離し、

「はっ?…、いつ、?」

「秋ちゃんが家に来なくなってしばらくしてから、かな…。事故、でね…。
そこから、ずっと1人で暮らしてるんだぁ」

「なんで、教え、て……」

「だって、秋ちゃん急に来なくなるもん。電話番号も知らないから終えられなかった…
それにあの時私も混乱してたからね、えへへっごめんね」

「なんで、お前が謝るんだよ…!
ごめん、そんな時に俺、俺は、、そばにいてやれなくて…、ごめん…」

もう一度強く抱き締めた。
泣いてはいなかったが、泣きそうな顔をしていた。

「秋ちゃん、お母さん達のこと覚えててくれてありがとう。」

「あぁ。それで、お前はなんでここにいるんだ?って、、まさかっ!お前、若の…!!」

「??」