((チュッ

「よろしくのキス、な」

な、な…/////

「あ、それと花楓、俺達付き合ってんだから、敬語なし、名前呼びで。これ絶対」

いきなりですか!そんなの…

「ちょっと待ってください!いきなりは、ちょっと…」

「あ、ちなみに、敬語と苗字呼び辞めないとその度に、俺の好きなところにキスするから」

そう言って、耳にキスをした。

「だんまりすると、もっと凄いことするから。まぁ、俺はそれでもいいけどね」

「言いま、言う!ちゃんと名前で呼ぶから!」

私まともに男の子を名前で呼んだことないんだけど…うぅぅ/////

「こ、煌くん?って呼んでもいい?」

そう言った瞬間、啄むように何度もキスをされた。

「ま、待って…煌…くん」

うるうるとした目で頬を染め、煌雅の方を見つめる。
煌雅は喉をゴクリ鳴らした。

目が鋭くなった。獲物を狙うような目…

た、食べられる!!

―コンコン


「若、親父らが戻りました」

「……。」

煌雅は少し息を吐き

「…分かった。すぐに行く。
ちょうどいい、花楓のことを紹介するから行くぞ」

「へっ!?」

ま、待って!さっきのキスのせいで心臓ドキドキだし、心の準備が!