あなたとなら(仮)

「あー、ゔぅん。若、皆固まってますのでその辺で」

と空が咳払いをしながら言った。

私は慌てて己龍さんから離れ、俯いた。

絶対今顔真っ赤だもん!顔あげられない!!

・・・


なんやかんやあって、昼ごはんはこれで終了になった。

お皿洗い手伝おうとスキンヘッドの人に話しかけに行ったら

「若の女にやらせるわけにわいけねぇので、大丈夫です!!!」

と鼓膜が破れそうな勢いで叫んで、急いで台所の向こうへ行った。

うぅぅ、すごく美味しかったから、お礼も込めてお手伝いしたかったのに…

「花楓、話があるから俺の部屋に行くぞ」

と己龍さんに呼ばれたので、また今度にしようと諦め、己龍さんの方へ向かった。



「あまり食べてなかったが、アイツら怖かったか?」

「そんなことないです!皆さん良い人そうでしたよ?ただ皆さんの食べっぷりを見てると、なんだか私までお腹いっぱいな気持ちになったと言いますか…」

「そうか…花楓、ちゃんと話できてなかったから、昨日の話の続きだが…
俺と一緒に住んでくれるか?」

「迷惑じゃないですか?」

「迷惑なもんか、俺はお前と過ごす時間が欲しい。」

き、己龍さん…/////

「私も己龍さんと一緒にいたいです…」

「そうか、じゃあ…」