食事中は無礼講ということで、皆争奪戦だった。
あっという間に平らげて、追加でおかずが増えた。
皆さんのを見てたら、なんだかお腹がいっぱいな気持ちになっていた。箸が進んでいない私に気づいた煌雅が
「花楓、口開けろ」
「???」
言われるがままに口を開けると
「!!」
いちごだ!あま〜い…!
「美味いか?」
「はい!ありがとうございますっ」
と満面な笑みみ浮かべながら、お礼を言うと
己龍さんは、少し顔を赤くし、もっと食べていいと、沢山いちごをくれた。
「ところで、若、そのお嬢さんはもしかして若のコレですか?」
皆一斉にこちらを見た。
「あぁ、そうだ。今夜皆揃ったらきちんと言う」
「???」
なんのことだろう?
「へい、承知。お嬢さんよろしくな。」
「はい!よろしくお願いします!」
と少し微笑んだ。
「っ/////」
皆さん顔が赤いような?
「皆さん大丈夫ですか?」
と言って、1番近くにいた人のおでこに触ろうとしたら、己龍さんに手首を掴まれた。
そのまま引き寄せられ、抱きしめられた。
「花楓」
「ビクッ」
耳元で言わないで〜/////
「俺以外の男に触ったらお仕置だからな」
「っ/////」
頷くことしかできたなかった。
「いい子」
そう言って、軽くキスをした。
甘い、己龍さんが甘すぎる/////