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「かえでちゃん、顔が怖い人沢山いるけど、みんないい奴らだから、普通に接してやってね」

ヤクザだもんね。
こくこくと頷く。

少し不安だと思っていたら、己龍さんがギュッと手を握ってくれた。

「はい、着いたよ」

うわぁ!!広い!テーブル長っ!おっきい〜

もう料理が置いてあってどれも美味しそ〜

スクランブルエッグ!だし巻き玉子!
唐揚げにスパゲティ、麻婆豆腐!
それに野菜も沢山!サンドイッチも!
なんかバイキングみたいで楽しい!

「花楓、花楓!大丈夫か?」

「は、はい!大丈夫です!色々とびっくりしちゃって」

己龍さんが呼んでいるの全然気づかなかった

「そうか、じゃあ席に着こう」

気にしてなかったけど、すごく人が多い
皆さん、かっこいい。なんかイメージと違ったかも。
あ、でも、スキンヘッドの人がいる。目はつぶらな瞳でちょっと可愛い。スキンヘッドの人も。ちょっと面白いな。

それにしても、比較的皆若い人が多いような?

「またせた、それじゃあ食うか」

―いただきます

そう言った瞬間皆立ち上がって争奪戦のように食べ物を取っていった。
あ、もう唐揚げが無くなった。

「ちょ!俺まだとってないんですけど!」

「皿ごと持っていくんじゃねぇ!!」

ふふっ皆凄い笑

「花楓、取ってきたから一緒に食うぞ」

「はい!ありがとうございますっ」