「もしかして、嫉妬ですか?」

「………」

「え、いや、すみません。違いますよね…」

((ギュッ

「あーそうだよ、嫉妬だよ。言っただろ?俺は独占欲が強いって」

頬を少し染めて言う己龍さん

「“可愛い”」

「あ?」

あ、声出しちゃった…

「ふーん、そう言う子にはお仕置だな」

ニヤッとした顔で言う己龍さん。

さすがに身の危険を感じたので、後ろに下がって行くが、壁に追いやられてしまい、逃げ場がない!

―コンコン

「わーかー!ご飯さめちゃいますよ〜」

救世主桐谷さん!!

「己龍さん!呼んでますよ?
行きましょ??」

「…………チッ」

舌打ちをしてドアを開けたら、すぐに桐谷さんを蹴り飛ばした。

「お前、タイミング悪すぎ。
なんで来んだよ」

「いや!理不尽すぎでしょ!!
てか、若が全然来ないから皆ご飯食べられないんですよ!!」

「……チッ、花楓行くぞ」

「はい!」