あなたとなら(仮)

煌雅side

話し終えたあと、花楓は泣き崩れてそのまま寝てしまった。

チッ

「陸、組を使って花楓の家を見張れ。親父らには後で俺が言う。逐一報告しろ。」

「御意」

全員に話さないとな

「花楓、話してくれてありがとう」

そっとおでこにキスをした



陸side

「若があそこまで執着するとは…それほどの価値には思わなかったが、命令なのできちんとしますけどね」

そう思いつつ、広間へと向かい若の伝達を伝えた。

「これから、呉羽花楓の家の周辺を警戒する。交代制で見張れ。不審な人物がいたら報告するようにしろ。」

―ザワザワ

『この間若が連れてきたらしいぜ』

『あー、俺もそれ見たわ。大事そうに抱えてたぞ』

『美人らしいぞ』

『若にもついにコレかぁ。いや〜良かった』

はぁ…まぁ、こうなるか。
あの若だからな

「お前らも薄々気づいていると思うが、呉羽花楓さんは若の…親しい人だ
若のためにも、始めるぞ」

┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄
ある男がふと廊下を通りかかると、

「呉羽…花楓?
いや、まさかな」