聞きたいことってなんだろう?

「はい!大丈夫ですよ?」

「そうか…花楓。お前最近顔色が悪い。何かあっただろ?」

ビクッ

え、なんで分かるの?学校の友達ですら気づかなかったのに…

「そ、そんなことないですよ!ただちょっと寝不足なだけです」

「花楓…。お前がいいたくないなら無理には聞かない。だけど俺はお前のことが知りたい。お前の不安を取り除きたい。力になりたいんだ…」

己龍さん…

「でも、ご迷惑になりますし…」

「迷惑だなんて思わない。頼ってほしい。」

ぎゅっと手を握ってくれる。暖かくて優しい手…

…ずっと不安だった

怖かった…だから…

「き、己龍さん…助けて…」

「あぁ、大丈夫。助けてやる。」

そう言って抱きしめてくれた。安心する…
そのまま意識をとばした…