「花楓ちゃーん!昨日、手伝ってくれてありがとう!」
「呉羽さん、明日のことで相談が…」
「花楓っ今日遊べぼ〜」

朝から人気者の呉羽 花楓。150ちょいしかない背丈で、天然物のマロン色の髪。胸くらいの髪の長さで、毛先にかけて少しカールになっている。ぱっちり二重に色白美肌。

「ちょっと!そんなにいっぺんにたくさん話されたら花楓が困るでしょっ!」

そんな私をいつもフォローしてくれる親友の漆間 花蓮(ウルシマ カレン)。すっごく美人なの。私は茶色の髪なんだけど、花蓮ちゃんは黒髪でいつもポニーテールにしてるの。背が私より10cmも高くて、スラッとしてて、運動神経抜群。この前もバスケ部の助っ人に呼ばれてたなぁ。もちろん勝ってたよ。すっごくかっこよかった!

「花蓮ちゃん!ありがとう。私は大丈夫だよっ。みんなの役に立てて嬉しいから。えへへっ/////」

(か、かわいい〜。癒し、このクラスの癒し)

「ねぇ、今日放課後カフェ行かない?新しく出来たところがあるから一緒に行こうよ」

「ごめんね、花蓮ちゃん…。今日も放課後用事があって…ほんとにごめんね…」

うるうるとした目で花蓮ちゃんを見ると

「う"っ!許す…(可愛い、ズルい)
今日も用事?先生に何か押し付けられた?」

「ちがうよっ!大丈夫!心配しないでっ
今日は…その…」

実は私みんなに内緒にしていることがあるのです。と言っても、先生方は知っているんですけどね。

「呉羽さーん、隣のクラスの子が呼んでるよ」

あれ?誰だろ?でも、良かった〜。今日はどんなことを言って誤魔化そうか迷ってたからなぁ。さすがに毎回先生からの用事だったら、先生にも迷惑かけちゃうからねっ