アイドルと私。

「お邪魔します…」

誰も居ないと分かってても一応声を掛け、玄関を入ると…わっ!すっごく広い!と驚く。玄関から広くてそして凄い靴が散らばってる。どうしても気になってしまい、「失礼します」って言いながら靴箱を開けると靴箱は逆にスカスカだ。これは出したらそのままのパターンだなと思いながらもこの扉はリビングかな?と思いながら突き当たりの扉を開けるとやはりそこはリビングだったけど、ここも凄い広い!広すぎ!私の家全体の大きさがこのリビングに全部収まってしまうぐらいの大きさで、廊下を通った時にも扉は4つぐらいあったからその数部屋があるって事だから…リビングがこんなに広いってどんだけ大きい家に住んでるの!?ってこっちには洗濯物の山があるし、こっちには書類や本類が散らかってて気になる。気になって仕方ないからまずは買ってきた食材を冷蔵庫に入れようと冷蔵庫を開ければ中も散らかっており、時間を確認すれば7時前。とりあえず夜ご飯の準備をしようと米びつを探すけれど見当たらなく、というか炊飯器も見つからない。

「えっえー!」

思わず叫んでしまってしまった!と思って慌てて口元を抑える。お米ぐらいはあると思ってたのでビックリしながらも確か来る道中に近くにコンビニがあったからパスタの麺でも買ってきてロールキャベツに使う具材をコンソメスープにしようとしてたので、それらを使ってキャベツ入りペペロンチーノ作ろうと思い、急いでコンビニに向かった。