アイドルと私。

「社長…つかぬ事をお聞きしますが、何故そこまで詳しいんでしょうか?」

流石に知り過ぎているし、俺もリーダーも固まったままなので、幸ちゃんが代表して聞いてくれた。

「それは直樹が教えてくれるから?」

「「「は!??」」」

直樹以外の俺、リーダー、幸ちゃんの声が揃った。

「てへぺろ☆」

本人はなんの悪びれもなく、目の横にピースをし、ベロを出しておちゃらけた様子。

「すみません…どういう事ですか!?」

俺からの問いに社長が

「別に恋愛はグループ内で自由だし、他の厳しい事務所と比べて俺自身もグループ内で決めたルールならそれはそれでいいと思ってる。実は…俺と直樹は個人的に遊びに行く仲でな…たまに飯行ったり飲み行ったりするんだよ。まぁ人懐っこい直樹に捕まった感じだけど…そこで直樹が色々話してくれるから大体の事は知ってる。」

まさかの…直樹から情報が漏れてたなんて…俺ら3人は拍子抜けしてしまう…

「まぁまぁ、別に変な事とか全部をベラベラ話したとかじゃないよ?まーくんにも、リーダーにも素敵な相手だから結婚してほしいなーって勝手に思ってたから、社長にこんな子なんだよ、こんないい子なんだよ!って話してただけ!」

明るく言われて怒る気力も無くなる…でもこいつの根回しのお陰で社長からあっさりOKを貰ったのも事実だ。リーダーと目を合わせて、お互い頷く。まぁ今回は直樹のお手柄って事で怒ることはやめておこう。