アイドルと私。

「はい、痒いところはないですかー?」

いざやられると力加減とか心地よくて、自然と身を委ねてしまう。

「うん、大丈夫だよ」

って答えるとノリノリの鼻歌が返ってきた。

「なーに?なんかご機嫌だね」

丁寧に洗ってくれるから髪の毛が引っかかる事もなく痛みも感じず、まるで美容師さんに頭を洗われてる気分。

「んー?沙莉ちゃんの頭洗えたの嬉しくて。じゃあ流すから目をつぶってくださいー」

キュン。って心臓が鳴る。なんでサラッとこんな可愛いことを素直に言えるんだろうか。シャンプーだけをやってもらおうと思ったけど、こんな可愛い事言われたら断れないや。流し方も丁寧であっという間に綺麗に泡が流れていった。

「じゃあ次はトリートメントをします!」

「はーい」

もうこのまま雅人くんに身を委ねようと素直に返事をし、丁寧な施術を受けた。

「雅人くんありがとう。後は自分で出来るから湯船に浸かってて?」

そう言ってボディタオルを手に取ろうとすると

「なんで?俺が全部洗うから」

と言って奪われてしまった。

「へ?なんで?私自分で洗うよ!」

さすがに体を洗われるのは恥ずかしくて自分でやると申し出ると

「今日は俺が全部洗うって決めたの!だから沙莉ちゃんは大人しくしといて!」

と言ってボディーソープを付け出したので、無駄な抵抗はやめて、大人しくする事にした。