アイドルと私。

「ふーん、そうなんだ…」

「もう、いつまで拗ねてるの?3人では仲良いけど、良くんと2人っきりってなるとどうなるか分からない。」

「絶対2人っきりで会ったらダメだよ?」

「うん、分かった。はい、これありがとうございました。」

分かったと頷けば笑顔に戻り、財布からカードとレシートと領収書を渡せば、ありがとうと言われた。

「あのね?雅人くんが思ってる以上に私モテないし…雅人くんの事大好きだから、雅人くんの嫌がる事はしないからね。」

「あーもう可愛い!でも紗莉ちゃんは十分可愛いから外歩く時も気を付ける事!あーぁ…こんな可愛い紗莉ちゃんなら抱きたいけど、時間がなー。」

「え!?時間ってこの後何かあるの?」

「実は夜の10時から仕事があるの。」

全然知らなかったし、そんな時間からお仕事なんて本当に凄いし、大変だと思う。

「それなのにわざわざ来てくれたの?」

「空き時間あったし、連絡全然返ってこなかったし…っていうのはウソで、本当は今日来ないと引越し日まで会えないから、一目でいいから紗莉ちゃんに会いたかったの。」

こんな風に言われたら私だって抱かれたい気持ちになるけど、お仕事なら仕方ない。その後しばらくして雅人くんは仕事に向かった。