アイドルと私。

「勿論あるよ。炊飯器だけど、圧力鍋で炊いた出来上がりになるのとかあって、それだけでも普通の炊飯器で炊くのとは味が変わるし…例えば早く炊きたいとかでも変わってくるし、パンも焼けるのとかあるし…」

「え！？そんなのあるの？私一人暮らしの家では、とりあえずお米さえ炊けれて、おかずに力入れればいいかなって思ってたから、全然知らない！」

そんなのあるなんて知らなかった。優衣、ナイス判断だよ！良くんが来てくれて良かった。

「だから大雑把でもいいから、求める機能ある？」

「じゃあ色は黒で、五合は炊けて、早炊する時はなるべく早く炊けるやつが良くて、美味しい出来上りで、お米炊く以外にも何か出来たら嬉しいかな。」

そう伝えると、んーってしばらく悩んでて、優衣は店内を色々見て歩き回ってる。

「よし、これがいいと思うよ。五合炊けて、早炊機能付いてて、時間もそんなにかからないみたいだし、この作りなら美味しく炊けるだろうし…これを買えばパンも焼けるし…」

色々見てくれて、考えた結果がこれだと言うなら

「これにする！確かに良さそうだし、色も黒だし。ありがとう！」