「って事になっちゃってさ、本当にごめん!」

今は恒例の夜の紗莉ちゃんとの電話タイム。結局あの後、押し切られちゃって、何故か皆でクリスマスパーティーをやる羽目になった。因みにリーダーの彼女も来るみたい。

「ちょっと寂しいけど…でも皆でパーティーも楽しいかもしれない!友達って私の周りの子だと一般人?になるけど、いいのかな?」

俺だって本当に紗莉ちゃんと過ごしたかった。だから…

「パーティーは夕方からにしたから、良かったらそれまでは2人で過ごさない?友達は全然呼んでいいよ!誰でも大丈夫。紗莉ちゃんが楽しく過ごしてくれるなら。」

さすがに朝からとか、昼からとかは到底無理だから、直樹をどうにか納得させ、幸ちゃんとリーダーは仕事もあるって事で、18時からの開始となった。それまでは出来るだけ2人っきりのクリスマスを楽しみたい。
俺らとリーダーの彼女は芸能人であって、紗莉ちゃんはもしかしたら緊張しちゃって、楽しめないかもしれないから、俺が付き合ってる子の友達なら信用出来るだろうという判断で、紗莉ちゃんの友達なら何人でもOKという事になった。