「結衣、クリスマスどうやって過ごすの?」

「へ?彼氏と家で映画見て、ケーキ食べるぐらいですかね。言っても平日ですし、仕事ですもんお互い。って紗莉先輩は休み取って彼氏と過ごすんじゃないんですか?」

今日も安定にシフトも休憩も被って近くに新しいカフェが出来たから、そこに結衣とランチに来てる。

「私の彼氏のお友達が発案者なんだけど、良かったら皆でクリスマスパーティーしない?って。彼氏側のお友達3人、の中の一人の方が彼女さんを連れてきて…私にもお友達連れてきて良いって言われてて…良かったらりょう君とどう?」

クルクルとフォークでパスタを取りながら、

「いいんですか?それだったら楽しそうですし、お邪魔したいかもです!りょうの奴、休みの日しか出掛けないので、特に当日これといって何も無いんですよ。」

「やっぱ長いとそうなるの?」

カフェオレを飲みながら聞くと、

「それもあるかもですが、基本インドアなのでこういうイベント事がないと、特に出掛けようとはならないみたいで…私も毎回出掛けたい!とはならないですけど、もうちょっと出掛ける回数増えないかなーとは思うんですけど…って彼氏さん居るって事ですか!?えー紗莉先輩の彼氏さんに会えるって事ですか?溺愛されてる?わー、楽しみ!!!」