アイドルと私。

「なんかその時、あー俺が守ってやんなきゃ。俺がその子の手を掴んであげなきゃ。転ばないようにしてあげなきゃ。って思ったんだよね。」

なんか俺の知ってるリーダーじゃない。なにその思い出して愛おしそうな顔は。リーダーは普段は顔色1つ変えないんですけど。

「でもさ、ドラマとか今まで出てたりしたじゃん。その時から好きだったの?」

あ、この肉うまい。ってホイホイ口に入れてるリーダーは、それは違うって言いながら、

「そういう時はまだ何も。ただ、転んだ姿を見て、あー守ってやんなきゃ。ってなって、そっからかな。」

「そっからって?どうやって付き合うことにしたの?」

リーダーは意外に乗り気で、聞きたいことは次々と答えてくれる。酒も進んでるようだし、嫌な気はしてないみたいだ。

「自己紹介して、とりあえず連絡先聞いて。まぁその時点で、怪しまれるからそっからはゆっくりと距離を詰めていった。」

なに?意外に策士なの!?なにその思い出し笑い。俺は酒も肉もそこそこに、リーダーの話が気になって仕方ない。

「どうやって?距離を詰めるの?」