アイドルと私。

「どんな感じ…笑顔が素敵な子。服売る仕事してるけど、仕事だから…っていう感じの笑顔ではなく、本当にこの仕事が好きなんだなっていう笑顔でやってて。」

「そこに惚れた?」

こんなグイグイくるリーダー初めてなんですけど!って思いつつ、うんって頷いて

「後ね、優しくて気使いさん。それにすっごく可愛い。」

「そっか。」

あ、今嬉しそうな笑顔をした。

「リーダーは?どんな子なの?」

そう聞いて、俺もアルコールが入ったグラスを持ち上げて、グイッて喉に流し込む。

「健気な人。儚い人。俺、そういう子に弱いの。」

えー、ちょっと照れたような顔を見せて、弱いとか言っちゃうの全然想像付かなかったんですけど。

「守ってあげたくなっちゃうような?」

「うん。世話したくなるような。」

「そうなんだ、確かにあの子、たまにバラエティとかに出てるけど、おしとやかな子だよね。」

あ、今その子の事を思い出してんのかな?優しい笑顔になってる。

「じゃあ告白したのはリーダーから?」

「うん、本当ドラマみたいな話だけど、飲み物買いに行こうとして、局内の自販機に行ったら、その子がちょうど買ってる所で。挨拶したら、それに驚いて転んじゃった。」

…ん?それでどこに惚れたんだろう?