アイドルと私。

「大体、先輩は可愛いんですから自信持ってください!元彼が稀に見るクソ男なだけで、私だったら紗莉先輩の事を絶対泣かしたり、傷付けたくないですけどね?」

おかわりくださーい!って大きな声で、追加のアルコールを頼みながら、サラッとかっこいい事を言ってくる。優衣は基本はおちゃらけて明るい後輩だけど、時々真剣になって、しっかりとしたことも言ってくれる。

「まぁ、話聞いてる中では、彼氏の方が紗莉先輩の事を好きだけど、最近紗莉先輩も満更じゃなさそうなので、紗莉先輩がしたいようにしていいと思いますよ?留守中に家に入るのも、ご飯を作ってあげるのも。彼氏は喜ぶんじゃないですか?」

そっか。そうだよね。もうクヨクヨ悩むのはやめにしよ。優衣の言う通りだ。

「ありがとう。相談聞いてくれたお礼に、今日は奢らせて?だから沢山飲もう!」

「紗莉先輩ゴチです!大好きです!」

って全く調子がいいんだから。でもまた悩んだ時には優衣に聞いてもらお。そしていつか言えたらいいな。彼氏は新庄雅人くんです。って。