その気持ちは、嘘じゃない。

抱きしめている瑠夏の体も、今味わっている瑠夏の唇も、柔らかくて、温かくて。


瑠夏が好きだって、ちゃんと気づいた。


良かった。

賭けなんて馬鹿なことをしなくて。


あんなことをしたら、瑠夏はきっと俺から離れていた。


瑠夏の唇を解放して、もう一度ぎゅうっと強く抱きしめる。


「俺、瑠夏が好きだ。」


「ふふっ、私も。」



静かな校舎には、2人の幸せな笑い声が響いていた。