美月は渋ったものの、哲に「××ホテルのビュッフェ奢る!」と言われて渋々「Hazy」に連れて行くことを決めた。ちなみにそのホテルのビュッフェは、前に哲に「行きたいんだよね〜」と話していたイタリアンビュッフェである。
仕事を速やかに片付け、定時ぴったりに二人は職場を出る。美月の足は真っ直ぐに「Hazy」へと向かって行く。その道で哲と話すことと言えば、もちろん「Hazy」についてだ。
「どんな感じのバーなんだ?」
「おしゃれでとてもいい雰囲気だよ。何より、バーテンダーの九条さんがめちゃくちゃかっこいいんだよね!もう、モデルさんみたいにスタイル良くてさ、顔も「俳優やってます」って言われても違和感ないくらい整ってるの!」
慶太のことを話すと、自然と頭の中に妖艶に微笑む彼の姿が浮かんでしまう。取られたての温もり、どこか熱い眼差し、全て思い出されてしまい、美月の顔が赤く染まった。
「おい、お前熱でもあんのか?顔がすげぇ赤いぞ」
どこか冷めた目の哲に言われ、美月は慌てて頬に触れる。ドクドクと心臓の音がうるさい。
(もしかしてあたし、九条さんのことーーー)
仕事を速やかに片付け、定時ぴったりに二人は職場を出る。美月の足は真っ直ぐに「Hazy」へと向かって行く。その道で哲と話すことと言えば、もちろん「Hazy」についてだ。
「どんな感じのバーなんだ?」
「おしゃれでとてもいい雰囲気だよ。何より、バーテンダーの九条さんがめちゃくちゃかっこいいんだよね!もう、モデルさんみたいにスタイル良くてさ、顔も「俳優やってます」って言われても違和感ないくらい整ってるの!」
慶太のことを話すと、自然と頭の中に妖艶に微笑む彼の姿が浮かんでしまう。取られたての温もり、どこか熱い眼差し、全て思い出されてしまい、美月の顔が赤く染まった。
「おい、お前熱でもあんのか?顔がすげぇ赤いぞ」
どこか冷めた目の哲に言われ、美月は慌てて頬に触れる。ドクドクと心臓の音がうるさい。
(もしかしてあたし、九条さんのことーーー)

