帰り際に 松田さんは私に携帯番号とアドレスを教えてくれた。 『あの…また誘ってもいいですか?』 「うん、もちろん。」 松田さんは笑って答えてくれた。 この日、私は松田さんと友達になった。 嬉しくて もうそれだけで十分で これからずっと このメモリを消したくないと思った。 ずっとこんな感じでいいから… 松田さんと繋がってられるなら。 それだけでいい。