「琥珀をもう少し感じていたいの。離れている時間が長すぎて、琥珀が足りない。もっと琥珀をちょうだい………」


「え?あの、先輩…………んっ、………んんっ!」



律貴先輩はそっと目を開けると顔を近づけ、深いキスを何度も何度も降らせる。


こ、この体制は………恥ずかしすぎる!



「琥珀、好き。ここ、俺の家だってわかってる?」


「はぁ………は、い………んっ、」



色気たっぷりの顔で見つめられ、頷くのに精一杯。こっちは酸欠で今にも倒れそうなのに、律貴先輩は余裕たっぷりの顔でキスをやめない。


くちびるはジンジンと熱くなり、顔は湯気が出そうなほど、真っ赤になっていると思う。



「ねぇ。さっき円香と話してたでしょ」



えっ…………な、なんでそれを!?



「ありがとう。円香とも仲良くしてくれて。俺は嬉しい」


「い、いえ。大したことしてないですよ」



むしろ松井さんが理解してくれてるっていうか…………。