こうして、4人で遊園地に行くことになった。

紳くんはクリーム色の傘のある帽子を被っていて、お洒落なクマの絵のついている白Tシャツに茶色のズボンに肩からクリーム色のショルダーバッグをかけている。私はピンク色の小花のついている白色のワンピースで背に黒色のリュックで来た。髪型はゆるふわにひと結びにしてある。白色のサンダルを履いてバッチリなお洒落な格好をした。

男子勢はショルダーバッグって男子に流行ってるのかな?私はなんだか、男子3人が兄弟のように見えた。


喧嘩するほど仲がいいってことかな。フフフッ。かわいい。

私は気づくと、マンガでしか男の子をかわいいなんて見れていなかったはずの私が現実の男の子をかわいいと思えるようになったことにうれしく感じた。

男の子も女の子同様に、繊細でかわいいんだなって私はとても思った。

そして、4人で電車に乗り込んだ。

電車の中はとても混んでいた。私たちは椅子に座ることができなかった。私は紳くんに抱き寄せられ、紳くんの腕の中で引っ付いていた。奈義くんと須山くんは男同士で、抱き合っていた。

「もっと、みつる俺を大事に抱きしめていてよ!」

「何言ってんだよ!どう見ても、俺の方がちびだろうが!俺が哉汰に守られないとよたつくわ!」

とわーわーと2人で会話をし、抱き合っている。